女性保険の保障内容

女性保険(女性のための保険)とは

病気やケガに備える医療保険の中で、特に女性特有の病気に対して手厚い保障を準備したのが、女性保険(女性のための保険)です。女性特有の疾病以外のケガや病気になったときでも、入院給付金や手術給付金などが受け取れますが、女性特有の病気にかかったときは、通常よりも高い給付金が受け取れるのです。
女性保険には、医療保険に女性特有の病気を特約として保障する特約を追加したものと、女性だけを対象にした商品があります。いずれも、ほぼ同じ内容と思ってよいでしょう。「女性パック」「女性プラン」といった商品名がつけられていることが多いです。
女性保険は、女性特有の病気の保障を厚くしている分、一般的な医療保険より保険料は高くなります。また、3年や5年ごとに、ボーナスのように「生存給付金」が支払われる商品もあります。

女性特有の病気とは?

女性保険で保障される「女性特有の病気」には、悪性新生物(がん)、良性の新生物、甲状腺の疾患や、異常妊娠、異常分娩などがあります。(保険会社によって、保障の範囲が異なります)
厚生労働省が行っている患者調査(平成26年)によると※1、全国の医療施設で受療している女性患者数(調査日の時点)は、入院・通院合わせて約480万人もいます。女性がかかりやすい病気には、乳がん、子宮がん、子宮筋腫などがありますが、特に、乳がんにかかる割合は30歳代から増加をはじめ、40歳代後半から50歳代前半でピークを迎え、その後は次第に減少します。※2。

女性特有の病気の治療費は?

がんに罹患した場合、その治療が長期間にわたり、医療費が高額になる可能性もあります。
※健康保険などの公的な保険が適用されない医療も様々あります。
例えば、乳がんの場合次のとおりで、( )内は3割負担としての自己負担分です。

手術 1~2週間の入院で、約60~70万円(約20万円)
放射線療法 25回で総額約30万円(約9万円)
ホルモン療法
(抗エストロゲン剤)
5年間の投与で、約85~100万円(約26~30万円)など

女性保険の基本的な保障内容

女性保険の入院給付金とは

病気やケガで入院1日につき支払われる保険金(給付金といいます)のことです。

女性保険の手術給付金とは

病気やケガで公的医療保険制度の給付対象である所定の手術を受けた場合に、「入院給付金」に対する倍率によって支払われます。この倍率は、手術の内容によって異なる場合もあります。保険会社によって設定が異なりますが、5倍~40倍の間で設定されているようです。

女性保険は、女性特有の病気になった場合の入院の保障が、入院給付金に上乗せして支払われる商品が多いです。
例えば、
入院日額5,000円(主契約)+ 女性医療特約 入院日額5,000円
の場合は、保険会社所定の女性特有の病気で入院した場合に、入院日額10,000円が支払われることになります。
がんや三大疾病での入院は、支払日数が無制限になる商品もあります。

また、特約を追加すると、より保障を充実させることもできます。
例えば、

  • がんと診断されただけで、一時金が出るもの(がん診断特約など)
  • 入院のときに一時金が出るもの(入院一時金特約など)
  • 退院お祝い金が出るもの(退院祝金特約など)
  • 生存給付金が出るもの(健康給付金特約など)
  • 先進医療による療養を受けた時、技術料相当額が出るもの(先進医療特約)

女性保険を選ぶときに気を付けたいポイント

  • 保障範囲に気を付けましょう。保険会社によって「女性疾病」の定義や範囲が異なります。
  • 特約の上乗せの充実度と保険料のバランスを見ましょう。
  • 日帰り入院から保障してくれるのか確認しましょう。
  • 保険会社によって、手術給付金の倍率が異なります。
  • 保険会社によって、支払限度額日数(1回の入院や通算の限度)が異なります。
  • 妊娠中や出産直後の場合、加入を断られたり、保障内容に制限がかかる条件付きの加入にされたりする商品もありますので、注意してください。
  • ※1 厚生労働省 平成26年度患者調査
    ※2 出典:国立がん研究センターがん情報サービス「乳がん」
      関連リンク:国立がん研究センターがん対策情報センターがん情報サービス「がん登録・統計」
      地域がん登録全国推計によるがん罹患データ(1975年~2012年)