医療保険

医療保険とは

病気やケガの治療にかかる経済的負担を軽減する保険が、医療保険です。
医療保険は基本的に、病気やケガで「入院」したり、「手術」をした場合に給付される商品です。
生命保険文化センターが実施した調査によると※1、生命保険に加入した目的は、「医療費や入院費のため」58.5%と最も多く、次いで「万一のときの家族の生活保障のため」53.1%「万一のときの葬式代のため」13.0%の順となっています。
また、生命保険協会の「生命保険の動向 2016年版」によると※2、2015年度の医療保険の新契約は、約362万件。個人保険の新契約の約23%を占めていています。
このような状況のため、生命保険商品の中では、医療保険が最も激戦の保険商品であり、新商品やリニューアルが毎年のように相次いでいるのも医療保険の特徴です。

※1公益財団法人生命保険文化センター 平成27年度 生命保険に関する全国実態調査
※2 一般社団法人生命保険協会 生命保険の動向 2016年版

入院時の自己負担とは

私たちは、公的医療保険制度(国民健康保険や健康保険など)に加入しています。
医療費の自己負担割合(1割~3割)に応じて、病院窓口にて医療費を支払います。
しかし、この公的医療保険制度の対象外となる費用があります。
例えば、入院時の食事代、差額室料(差額ベッド代)、公的医療保険制度の対象外の治療費
その他雑費などです。
生命保険文化センターが「直近の入院時の自己負担費用」について調査したところ※3、
1日あたりの自己負担費用の平均が、約20,000円で、分布割合では「10,000円~15,000円未満」が24.5%と一番多く、「20,000~30,000円未満」も14.1%となっています。

※3 公益財団法人生命保険文化センター 平成28年度 生活保障に関する調査

医療保険の基本的な保障内容

医療保険の入院給付金とは

入院1日につき支払われる保険金(給付金といいます)のことです。
一般的には、入院1日あたり 5,000円~10,000円を設定される方が多いようです。

例えば、Aさんが、「入院日額5,000円」の保険に加入しているとします。
病気やケガで20日間入院をした場合
 5,000円 X 20日 = 100,000円 の入院給付金が支払われます。

医療保険の手術給付金とは

病気やケガで公的医療保険制度の給付対象である所定の手術を受けた場合に、
「入院給付金」に対する倍率によって支払われます。この倍率は、手術の内容によって異なる場合もあります。保険会社によって設定が異なりますが、5倍~40倍の間で設定されているようです。

Aさんの場合、給付倍率20倍の手術を受けた場合は、5,000円×20=100,000円
が「手術給付金」として支払われます。
したがって、Aさんが20日入院して、20倍の手術を受けた場合は、合計200,000円
を保険会社から受取ることになります。

医療保険の支払限度日数とは

1回の入院や通算で最大何日分まで給付金を受け取ることができるか?を定めたものです。
支払限度1入院 60日。通算1,095日などといった定めがあります。
1回の入院や通算の限度については、各社により設定が異なります。
また、三大疾病(がん、急性心筋梗塞、脳卒中)による入院は、「無制限」にする商品もあります。

医療保険の保障の充実を図る方法

医療保険の特約とは

各保険会社の医療保険には様々な「特約」があり、この「特約」で差別化を図っています。
「特約」とは、「オプション」と理解いただいて結構です。
医療保険の主体(主契約)は、上述の入院給付金と手術給付金が基本となっています。
「主契約」+「特約」で保障内容を充実させることができます。
主な特約の例としては、
先進医療特約、通院特約、がん診断給付金特約、特定疾病(三大疾病)保障特約、
女性疾病医療特約などがあります。

医療保険の保障期間について

保障期間の違いによって「終身タイプ」と「定期タイプ」があります。

  • 「終身タイプ」:保障が一生続くタイプです。保険料は一生涯変わりません。
  • 「定期タイプ」:10年などの期間に定めがあるタイプです。更新する場合は、更新時の年齢で保険料が新しく設定されます。